茹で上がる前に

仕事関係で僕の周りを見回してみると、大きく3種類の人がいる。


お疲れさん
イライラさん
無気力さん


「オレ、マジで仕事をがんばります!!」ってゆうのは少数派。というか最近はまず見ない。
管理職のおじさんたちは義務感でがんばっているけど、前向きに動いている人はマレ。


仕事に忙殺されて消耗しきっているお疲れさん。
仕事が大すぎて終わらないイライラさん。
「がんばってもどうせかわらねーし」と諦めてる無気力さん


こんな人たちが溢れている。


僕の働いている業界は製造業。
正確には、製造業に商品を卸している商社だが。


製造業は日本を支えているのは事実だし、雇用や国の成長含め様々な期待が多いが業界の未来が明るくないのもまた事実。
そりゃそうだろう。国内の市場は縮小するわけだし、大手は海外に出て行くといっても大多数の中小企業は簡単に海外とは言えない。
大企業は残るかもしれないが、世の中の大多数の中小企業はどうなるかわからない。
「日本の中小企業は技術力がある」と言っても、稼げなければやっていけない。


漠然とした不安が僕らにはある。
「先が見えない」とはよく言うセリフだけど、「少子化で市場が小さくなり、ますます稼げなくなる。」それでいて僕らの「負担は増える。」という将来ははっきり見えている。
見えていないのは将来ではなく、どうしたらいいかだ。


みんなどうしたらいいかなんてわからない。
でも、「わが社はこうする!」という道、成長戦略を示されずに働くのは結構きつい。
結果、僕らは疲れている。


今のご時世会社は簡単には辞められない。
なんだかんだちゃんとお給料をもらっている。
でも、やる気ないのに働いているんだから生産性も悪い。
これって、会社にも自分にも悪い。



もしかしてこれって、いわゆる茹でガエル予備軍では・・・!?

僕は「お疲れさん」に足を入れている。
(鹿児島らしく足湯といったところか。。。)

あー茹で上がる前に出なくては!