鋳物

中国では鋳物屋さんが忙しいです。
ちゃんとした品質のものを作れるところは少なく、また設備の規模も結構になるので簡単には揃えられません。
結果、一定の品質を作れる既存の鋳物屋さんに仕事が集中します。



先日、日本から杭州に工場を出された企業へ、ワタシの住んでいる近くの鋳物屋を紹介しました。
実は、私自身行ったのは今回が初めて。
http://hangzhou.51zjxm.com/Article.asp?id=104946



日本にはないサイズがそろっています。
小さいもので4t大きいもので15tの鋳造ができます。
人海戦術を駆使した工場で、大きいので手間がかかる割に注文量は少ないでしょうから、日本ではきっと成り立たないでしょうね。
それで、鋳造できる企業が日本からどんどん減っているのだと思います。



この会社は元国営企業
国営企業の経営のやり方が怠慢なため、かなりの国営企業は何年も前に民営化されています。
その際、今の老板(元村長)が譲り受けたようですね。
設備はタダ、人件費は安い、とくれば儲かりますよね。
結果、この会社の老板は相当な金持ちになっていると思われます。
昨日会いましたが、見た目は普通の中国人のおっさんでした。。。
それでも、鋳物屋だけでなく、最近は建機、重機の製造も始めたようで手広くやってます。



昨日、一昨日と色々な中国ローカル企業を回りました。
気づいたのは、やはり老板は老板のネットワークがありますね。
これに入り込まないと、ローカル企業への商売は難しそうな感じがしました。


ここが中国の商売の難しさであり、面白さなのかもしれませんね。